傷害被告事件 無罪判決(川上弁護士)

大阪地裁第15刑事部は、令和5年3月17日、川上弁護士が担当した事件について無罪判決を言い渡しました。

同事件は、父親が長男(幼児)の頭部をはげしく揺さぶった疑いがかけられた傷害被告事件でした。

弁護人の活動により、検察官の主張するような動機は父親にはなく、激しい暴力を加えた痕跡もないことが確認されました。また、長男には通常よりも出血しやすくなる傾向があることが判明しました。

これらのことから、風邪や心筋炎などの影響で容体が悪化した長男を救護しようとした際に、出血が生じた可能性が認められ、無罪判決に至りました。

その後検察官からの控訴はなく、判決は確定しました。

大阪地検次席検事の「控訴しても裁判所の判断を覆すのは困難と判断した」とのコメントが報じられています。