SBS事案で無罪判決(川上弁護士担当)

乳児の頭部を揺さぶるなどの暴行を加えたとの疑いで父親が起訴された傷害事件で、平成31年1月11日、無罪判決が言い渡されました(大阪地方裁判所第9刑事部)。

本件は起訴後から川上弁護士が担当しました。

この裁判では、これまでのいわゆるSBS理論を安易に受け入れず、専門家(弁護側証人)の具体的な意見を尊重した判断が下されました。

特に、暴行が行われなくても乳児が呼吸困難に陥り、急性硬膜下血腫などが出来た可能性を認めた点に非常に大きな意義があります。 なお、本判決は検察官からの控訴がなされず、確定しています。